A:大変面白かった(続きを問答無用で買うレベル)
そこをなんとか[6](安定のハイクオリティ。前巻で主要キャラの一人が移籍して、新メンバかと思いきや、そうもならないのが主人公事務所ののほほんとしたいいところ。犬馬鹿関連の描写は中々和みました。描こうと思えば犬漫画関連も描けるんじゃなかろうかこの人。何より、今回は絞めのシリアス話が大変よくできて面白かったと思います。ゆるい三流ホストとそれに入れ込んで金をつぎ込んだ50前のおばさんの火災保険詐欺。こういう転がされ方をされるとたまらんですわー・・・ってなってしまう) 乱と灰色の世界[2](面白い。思いっきり説明を詰め込んだかのような世界観だけど、相変わらず読んでて全く鼻につかない。魔法や恋愛や世界設定がぎっしりしていても、それでキャラクターの動きが重たくならずに、のびのび動いてるのが魅力なんだと思います。本当はこういう、世界観の説明もせず読者に勝手に想像させて黙々と進めるような話はかなり嫌いな部類なんですが、この話は想像の余地を与える様々な場面があり、新しい設定が出ても世界観にブレがないおかげで、素直にあれこれ想像して楽しむことができて良いです。ママンが超絶美人すぎて大好きですが、それよりも今は珊瑚さんが素敵) 乱と灰色の世界[3](面白い。凄い。なんだこりゃってぐらい面白い。何より、ストーリーに嫌な味がなくて、読んでいて気持ちがいい。紹介してくれたジャマーちゃん天才。森薫の師匠なのだろうか、テイストがよく似てるので、森薫が好きな人は絶対に楽しめると思う。森薫を主軸に言うと「入江亜季:絵は若干劣るけど、話の面白さとキャラの上手さは匹敵。恋愛はエロ描写ありでテイストがちょっと違うのが味」「笠井スイ:森薫に似た絵を描くけど弟子とかではない模様。話が二人に比べると劣る」みたいなイメージです。いや、作家主軸で比べるのも大変失礼な話ですが。この巻はほぼ恋愛話。やっぱりこう、FE聖戦やってた時もそうですが、昔からの恋が実る的な展開が大好きです。乱の方の恋愛も相手の男が悪そうでいまいち応援できない心境でしたが、逆に男の方が更正され始めて面白い) 預言者ピッピ[2](科学による予言漫画だと思ったら、なんだこりゃ、オカルトになってきたぞ。どうなってるんだ。先が読めない。前の巻で進化うんぬん言ってるから、言葉を喋る猿が新しい人類ポジションだと思ったらそうでもないし。真田が自殺するっていうから皆で精神的に追い込まれちゃうのかと思えばそうでもないし。1巻の最後までで単純に予想してた未来が1つだけだったけど、今巻で一気に何通りもの未来が想像できるようになってきた。こうなると、「この世界には何の影響も及ぼさない突然変異」とか宣言されたこの猿が、本当に次の世代の人類かもしれないっていう最初の予想も的外れじゃなくなってくる。作品のテーマが「自分で考えろ」なので、こんなところで読者にも問題提起かと思うと非常に面白い) 進撃の巨人[2](単純にエレンが復活もしなければ、ミカサが泣き喚いたりもしないのがいいね。芯のあるキャラは大好きだ。エレンの覚醒については、飲み込まれるシーンで予想できたけど、乗っ取るとかそういう方じゃないみたいだし、元にも戻れるみたいなので色々と転がしていけそう。展開が早くてアクションが多いので一気読みできるから、没頭できるのもいいところ) 進撃の巨人[3](アルミンも覚醒。だんだん主要キャラが搾れてきた感じ。司令官も優柔不断なおっさんから歴戦のつわものジジイに変わって、ビビりまくってた防衛戦から大胆な攻勢に移って場面が切り替わった感じ。部隊がひたすら閉塞感がある中で、こういう転換の仕方は印象が変わって飽きがこない。よくできてると思う。エレンの力がご都合主義的でなく、まだまだ不安定なのもいいところ) B:面白かった(続きを買うレベル) シスプラス[1](はなまる幼稚園の時より登場人物の年齢が上がってるので読みやすい。テイストは似たり寄ったり。年齢が上がった分、お色気成分が増えました。ぐらいだろうか。前作のテイストが好きならそのまま楽しめます。それでなくともゆるく楽しめる出来) SKET DANCE[23](サーヤの恋愛とお兄ちゃんの勘違いは終了。こちらは大変楽しめた。サーヤの恋心がギャグで使われるレベルになってしまったのは少し悲しいところ。卒業関連のシリアスは特に思うところなし) 東京ラストチカ[1](明治時代の女中さんの話。表紙からして雰囲気がいい。中身も似非明治にありがちなちぐはぐ感がなく、より日本的に見える。華族に仕える女中さんの話なので、ストーリーは暗め。あまりに暗いようだと読みたくなくなっちゃうので、ちょっと先の展開が心配。今はまだ楽しめる) 進撃の巨人[1](1,2年前に友人から進められたけど読んでなかった作品。すげー有名になっちゃったのもその理由で、点が辛めになるのも仕方がないと思って欲しい。内容は辛めに評価しても、面白い。独特の世界観を簡潔に説明してるし、テーマも単純でわかりやすい。絵が若干下手なのも、こういうファンタジー系では逆に味になるし。あそこまで大絶賛される内容かは1巻だけだと判断できないけど、まず続きが読みたくなるレベル。ただし、リアルな戦闘物なので、人が死ぬ場面は基本グロ描写。苦手な人は注意) C:いまいち(続きを買うのを悩むレベル) かのこ模様[1](和菓子屋を営む姉妹の話。その歳で学校通いながら商売ってどうやねんとか、リアル系ツッコミは入れない方向で。ファンタジーファンタジー。妹が取ってきた栗を栗きんとんにするため、気合を入れて着物に着替えるとかそういうところもつっこまない方向で。ファンタジーファンタジー。しかし、我慢ができないのはペットの鳥がナレーション入れること。「よかったね、きなこちゃん」とかポエム調で言われるのに、拙者は耐えられなんだ・・・ちょっと読めるジャンルじゃなかった。ダメな時の天野こずえみたいな) パパのいうことを聞きなさい!-路上観察研究日誌-(エロ目的。YJ版はたぶん、エロ成分を過剰に盛られてると推測。エロのせいかはわからないが、アニメよりよほど話が読みやすかった) ハレルヤオーバードライブ[1](おおう、キラキラふわんふわんしとりますわ・・・甘酸っぱい学生の恋というかなんというか中二的というか。ところどころでそういうキラッキラした描写が出てきておっちゃん目が潰れそう。この人は畑健二郎の弟子のはずだけど、師匠からは中二描写をギャグと萌えで覆い隠して読みやすくするあの技法は学ばなかったようだ。いやでも、弄り方しだいでは化けそう。悶絶するのが先か、面白くなるのが先か・・・買うのをちょっと悩む) ハレルヤオーバードライブ[2](2巻にして新キャラ登場。大丈夫か。いや、テコ入れか。中二っぷりは変わらず。恋愛主体だけどなんかキラッキラしてるだけで、ガッツーンと真剣に恋してる感じがしないのが残念なところ。この人間関係、転がせば色々面白いことができそうなのにね。あと、2巻にして早くも出番がなくなってきた部長に乾杯。3巻は漫画喫茶で読んでみて、面白い方に転がりそうなら買ってみようかな) ウィッチクラフトワークス[3](相変わらず内容が薄くて困ってしまうが、慣れてきてなんとなく楽しめるようになってきた気もする。ひたすら人に好かれて、学園一のアイドルにおさんどんされ、妹には溺愛され、一般生徒からはゴミクズのように嫌われる主人公が、キーマンってこと以外でこうも(一部の)人に好かれる理由がよくわからないのが若干もやっと。あと、火々里さんはそろそろ横乳ぐらい見せてくれてもいいんじゃないだろうか。あれ、もしかして微妙だと思いつつ次も買おうと思ってるのは、この超絶なお預け感が原因か) D:つまらない(ブックオフに売却)
by udongein
| 2012-03-11 23:59
| 週間簡易漫画レビュー
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