A:大変面白かった(続きを問答無用で買うレベル)
恋愛ラボ[1~6](僕らはみんな河合荘が面白かったので、同じ作者の別漫画を購入。アクの強いキャラに主人公がツッコミをかけていくスタイルは変わらず。普段は清楚で才色兼備なお嬢様が裏でやってるかなり痛い系の恋愛レッスン風景は、好みによると思うけど私はけっこう面白い。キャラ一人一人のちゃんと可愛いところを描けてるのもいいと思う。主人公の自分がモテ系だっていう嘘を途中からカミングアウトした展開や、塾に通うことで実際の男と絡め始めた点などで、既存のキャラを使いこなしつつ、妄想女子に似非知識による恋愛相談→非モテ女子が一緒に恋愛に思いを巡らす→実際に気になる男ができて本当に必要な知識を求めだす っていうこの話のステップアップ感が、6巻まで続けた4コマで内容を飽きさせないものにしてるのはストーリー漫画として大変よく出来てます。男前なだけだった主人公がどんどん可愛くなっていくのもいい。かなりオススメ) 天国のススメ[1](凄まじい霊感を持つ高校生が、死んだ自分の祖母の幽霊や妖怪などに次々頼られて、悩み事を解決したりする話。友人的にイマイチだったらしいが、私はもう何回も読み返すぐらいファンになってしまった。エピソードのひとつひとつに優しさが溢れてるこの感じが大好き。飛んできた落ち葉が妖怪からの宴会の紹介状だったり、お盆の日に主人公が回覧板を届けに行ったら主人公の力を借りて相手宅の死んだ愛犬が横で尻尾を振ってる姿が見えたり、古い桜の木に「綺麗どころを集めて花見に来い」と言われて悩んでたら幼稚園児の妹がお洒落着をきて物陰からそっと出てきたり、ととにかくこう小さなエピソードがことごとく好みです。続き熱望) 晴れのちシンデレラ[1~4](天国のススメがあまりにもツボだったので、同じ作者の別漫画を購入。名家のお嬢様方が通う学校で、学園一のお嬢様と称されるヒロインは、かつては極貧で食うや食わずだったトラウマがある、という内容。ギャグ漫画らしく、過去を詮索する輩もいなければ、かつての極貧が暗く語られることもありません。あぁ、素敵なお風呂…とても気になるわ・・・この流れるお風呂の水道代・・・とかこう、金持ちになっても切り詰めていた頃の癖が抜けずに涙するその姿が素敵です。ギャグはかなり面白いですが、極貧時代から変わらない肉親への思いやりの描写とか、温かいエピソードもツボ。あと、姉さんが主人公であるためにあまり語られない弟のハイスペック振りもけっこう好き) けずり武士[1](江戸末期辺りの、正道のための人斬りを請け負う男の話。当時の食文化をメインにしていて、色々と当時から食に工夫がされていたりするのを見るのが楽しい。また普段はのほほんとしてる主人公の、時折入るシリアスな話もクオリティが高くて面白い) アドアストラ[2](ハンニバルとの対戦継続中。ローマ得意のファランクスを渡河させて封じるって着眼点は地味に凄いと思う。ジャイアントキリングでも言ってたけど、人間が本当に疲れを感じる瞬間って、頑張ってる瞬間じゃなくて、頑張った後で失敗した瞬間なわけで、この騎兵と歩兵の温度差を利用して渡河させる点といい、相手が疲れを感じない内に体にダメージを蓄積させる点といい、人間の心理をものすごくよくわかってて戦術を立ててるのがわかる。しかも、ファランクスの弱点である側面、背面からの攻撃を行うための究極の形がこの包囲殲滅なわけで、何もかも計算され尽くしたこの戦い方がただただ凄まじい) 鉄風[5](凄いわー。なんだろうこの読みやすさ面白さ熱い展開。一度開いたら最後、読み終わるまで一気。面白い作品はこれがあるから、明確に面白いかつまらないかすぐわかる。今回はいよいよ大会予選。試合の描写も大変面白くて素敵なんですが、この作品の素敵なところはやっぱり、キャラの描き方だと思います。個人的に、格闘技をやるような人間が、健全でまともな精神をしてるって中々ないだろうなーって思うんですよ。だからこう、主人公のライバルポジションにいるこの夏緒ちゃんの正々堂々さ加減、天真爛漫で格闘技を心から愛してて、満面の笑顔で「またやりましょうね!」って言うキャラって、実はかなり異様だと思うんです。むしろこう、この主人公なり先輩なりのように、やられたらやり返す、屈辱的な負けを喫した相手は恨みはしないけど気に入らない、みたいなこの一種歪んだ描写の方が健全だと思うんです。そういう怖い部分を描きながら、普段格闘技の練習をしんどいしんどい思いながら必死で汗を流してる姿は妙に清清しいっていうこの矛盾みたいなのが、この作品が鬱屈せずに爽やかさすら感じさせる内容になってるんだと思います。早く続き出ないかなぁ) B:面白かった(続きを買うレベル) あまあま(まず驚いたのは性描写。5時間目の音符で、手を繋ぐのも照れるような甘酸っぱい恋愛観のストーリーを描いてた人が、露骨な描写はないとは言え、中学時代から彼氏と関係のある恋愛観を描くとは思わなかった。しかし下品ではないので良し。高校生活の中で、日々少しずつ関係を変えていくイチャラブ展開は相変わらず面白い) アイアムアヒーロー[9](世界中に飛び火してる描写が恐ろしい。あと、何気に噛まれなくても感染してるのが今後の伏線っぽく感じてしまう) コーセルテルの竜術士-子竜物語-[4](子育てよりも自分の私欲を優先してしまうから新しい竜術士にはなれないという男と、さっさと生まれた空に戻りたいっていう子竜の利害が一致した展開は中々面白い。でもこの人、年齢的にも設定的にも、メリアさんの後継者にはなれそうにないよね) 私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い![2](うぅ…痛々しさがエスカレートしてる…読むのが切ないw 花火を綺麗に見れる場所を探して、ビルの屋上に忍び込んだら先客がいて一緒にラブホ覗きとかもう涙で前が見えなかった) 無邪気の楽園[1](同窓会の帰り、ニートでむさい主人公がかつて仲がよかった女達の、女優だったり社長秘書だったりする現状を聞いて落ち込んでたらプールに落ちてタイムスリップし、小学生に戻っちゃう話。ああうん、エロ的にはこれぐらい強引な設定は当たり前なので何とも。この数年後には子役アイドルとして華々しくデビューする小学生と、押入れの中で乳揉んだりディープキスしたり。エロとしては頑張ってるしシチュエーションも良い) はぢがーる[2](強制恋愛イベント進行中。意図しないとまずあり得ないシチュエーションをあの手この手で解決しようとするのはやはり面白い話の作り方だと思う。ヒロインもいちいち可愛いし、ブレないのがいい。あと、課題が残りひとつっていう進行速度もいいと思う。変に課題を増やすよりこの当たりで綺麗に終わらせてもいいし、ここからが本番とばかりに彼氏と付き合っても面白い) 狼の口[1](亡き主君の一人娘を逃がすために、警備の厳しい国境の関:通称狼の口を通ろうと、娘の髪を切り馬糞を塗りたくり、娘を足蹴にし…そして最後には斬首。わ、わー…ありきたりなシチュエーションでも、あまりにリアル路線でビクッとした。普段はこういう過剰に残酷な話とか読まないし読んでて面白くないんだけど、なんというか、よくできてる。一話目の路線を受け入れたら、二話目以降には耐性ができるし、今度はその鉄壁ぶりと作りの精巧さに目がいくようになる。そして、歴史を元にストーリー性ももたせてる。正直、面白い) 狼の口[2](おおっと…反乱分子側だった美人の宿女将まであっさりと…恐ろしい話や…。この狼の口の主の仕事振りは完璧なんだけど、一方でやはり一人の人間ができる限界が当然あって、その小さな小さな綻びが反乱に結びついていってるのが面白い) 狼の口[3](反乱計画開始。捨石になって死んでいく人が、親しい友人だったり恋人だったり家族だったり…その家族の死体を担いで相手の矢の盾にしながら「ごめんね、ごめんね!」と謝るシーンはなんかこう、いいとか悪いとかじゃなくて、頭から離れない) バチバチ[16](兄弟子対決決着。意地の張り合い素敵でした。正直、ここで終わっちゃってもいいので、続きは買うかわかりません。面白いけど、明確に区切りがついちゃった作品) C:いまいち(続きを買うのを悩むレベル) ストレンジ・プラス[1](美川べるのの割と初期の作品でしょうか。テイストは変わらないいつものギャグ漫画なんですが、こちらはパワー不足かなーっていう印象です。こう、最近の作風に出てる「美形も美女も描けますけど、萌えなんてありませんよ? この作品にそんなん期待されても」みたいなこう飛びぬけたテンションがまだないのが原因でしょうか。きっとこう、この当たりはまだ模索中だったんだろうなーっていう感じ。あまり面白くないのですが、14巻ぐらいまで出てる上にまだ続いているようなので、後ろから読み返してもいいかもしれない) 姉の結婚[3](相変わらず続く愛人関係。話としては面白いかもしれないけど、この暗いテンションに付き合うのが疲れてきた) こみっく☆すたじお[4](1~3巻売っちゃったのでスルー予定だったんですが、4巻で完結だったので買いました。温泉の回はエロくて素敵でした。ラスト、本番まで描いたのは立派です。ストーリーもこう、内容はなかったけど、キャラはけっこう動いてたので、割と読めました。ヒロインの可愛さとエロさがマッチしたらけっこう面白いと思います) D:つまらない(ブックオフに売却) 王様の仕立て屋[1](はて、こんなに読みにくい話だったっけ・・・メインが服装の話で一個一個のエピソードに厚みがないのは仕方が…ないのか? 文章の量が増えすぎてさらっと読めないのも困り者。新装開店しても内容が一切変わってないのも微妙) ぶれいどぷれい[4](おまえが(股間に聖剣を宿した勇者の)鞘なのだ! で前回締められたので、今巻はいよいよヒロインとのラブラブエロシーンかと思ったら、そんなこともなかった。内容に変化もないのでエロとしてはそろそろ終了かな) くろよめ(まただよ…かずといずみに引っかかってしまったよ…何度引っかかるのだろう、この表紙に…作品を忘れても、このかずといずみという名前は引っかかるので、新作を見て「あれ、この人の作品読んだことあったような…?」って思いながら買うと、なんかこう浪漫倶楽部を薄くして意外性をなくしたような話を丸っと一冊分読まされるんだ…ガクリ) パパのいうことを聞きなさい![2](ヤングジャンプ版。んー…? この漫画、他作品にはないエロが売りだよな。エロが売り=絵がメインだと思うんだが、週間連載のせいか絵が崩れてきてないか? 内容は原作の設定だけそろえて中身皆無なんだから、絵ぐらいちゃんとしたらどうなんだろう。なんかもう反応しないレベル。1巻はいろいろぐっときたんだが…) オシエシラバス[1](古本屋で売られてた大学受験のためのハウトゥー本みたいなのを開いたら、本から美人家庭教師が出てきましたー! あ、はい… ま、まあそれはいいとして、主人公が女なので、具体的なエロ盛り上がりには欠けます。「と、吐息が…感触が…!」みたいなシチュは全くないですが、女の子同士風呂に入ってキャッキャウフフみたいなのはあるので、そっち方面好きな方はいけるかも。ストーリーは、なんかこの家庭教師ちゃんを呼び出すには、どうしても大学合格しないといけない、みたいな必死な人間が選ばれるらしいんですが、1巻分まるっとそこを秘密にしたのは、どうも続きを読みたい欲求が沸いてこない明らかなマイナスではないでしょうか。ストーリーもサービスも山場がなかったので、2巻は買いません)
by udongein
| 2012-06-17 23:59
| 週間簡易漫画レビュー
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