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友人の悩み


 今日も就活でまいってる友人から、相談を受けました。愚痴とどこが違うのかは、私にもわかりません。
 さて、今日の悩みは、次のようなものでした。

「今年就職するの辞めて、来年やろうかな」

 …とりあえず、話くらい聞いてあげましょう。
 彼曰く、所属してる研究室の先生が、相当なダメ人間なんだそうです。これは事実で、他の友人達からも、彼への同情の声をよく聞きます。
 就活中なのに雑用を押し付けてくるそんな先生への不満は、募る一方。
 その先生、数年前から所属が変わったのですが、変わってから一人のドクターも出していない事で、厳しく非難されたそうです。
 それで今年こそはドクターに上がる人間が欲しいらしく、今年でマスターを卒業する友人に、嫌がらせをしている模様(友人談
 で、今年に真っ当な会社に就職できないようなら、やっこさん刺しちまいそうな精神状態になってる、との事。
 だから、いっそのこと今年で卒業し、来年以降にTOEICなどの資格を取りつつ、十分な就職活動をしたい、と。

 なーるーほーどーねー(棒読み
 でも、ちょっと話の長いのが気になるなー。よーし、先生が短くまとめてあげよう。

就活ダルいから逃げたい。

 ん、的確。





 えー、とりあえず慰めてほしかったのカナ?
 安い同情得るのに一生懸命なのは伝わってきますが、それ以外のやる気は伝わってきませんね。
 一見、彼の話は筋道通ってるように見えます。
 理路整然としてるから、自分を説得するのがとても楽。悪いのは先生だよー、だからキミは休んでいいんだよーと、自分で自分を慰めてます。

 わー、浪人生の常套句だねー。

 逃げて好転する事なんて、ひとつもないぞ。
 大体、TOEICが通用するのが何点かわかってるんでしょうか。
 私は知ってます、730点(B判定の境目)
 大学の研究やりながら、就職活動するのはTOEICで730点以上取るより難しいんでしょうか。
 凄い語学力だナ…。

 最初の説明にしても、文章のほとんどが言い訳でできてますねー。
 一番の言い訳部分が資格を取りつつの部分なのは、自覚してるかな?
 就活を辞める原因をこと細かく説明してくれてますが、就活辞めた後の説明は一行。
 一見、それが理由のように見せかけてますが、実際には就活を辞める言い訳の一文章でしかない事に、早く気付きましょう。

 あーのーねー。
 人生は上り坂よ?
 上るのは大変。でも、降りるのは楽。
 しかも、勢いつけて下ると止まらなくなる。
 踏み止まるのは、まだ一歩も降りてない今だけだ。



 人生で初めての逆境から逃げたい気持ちはわかるが、一回逃げると逃げ癖つくぞ。
 一歩上がって三歩下がる。持ち直して二歩上がっても、逆境が来るたびに三歩下がる。踏み台昇降運動だナ。
 いいから、階段のぼれ。



 はーい、とりあえず「記憶力薄いんだよな」とか可哀相な事言ってたから、形にしてやったぞ。
 あえて励ましは入れておらん。理由は察しなさい。

 あー、もう既にこれは日記じゃねー。
by udongein | 2005-04-07 00:34 | 日常


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