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遺伝子の妙。


 昨日の話で「生物取ってたの?」と聞かれましたが、取ってません。
 友達が試験勉強してる時に、横で教科書読みながら問題出してやってたのを、全部覚えてるだけで。
 生物、科学は雑学的なので非常に楽でした。物理は苦手で。
 ……なぜ私はここにいるのか。







 人間の性別は染色体の組み合わせによって決まります。
 それも46本の染色体の内、性別を決めるのは2本の性染色体だけです。
 男性の性染色体はXY、女性の性染色体はXXで、両方の親からひとつずつ受け取った結果、XXなら女性、XYなら男性になります。
 さて、普通はXX、XYのどちらかに定まるのですが、ごく稀にそうでない場合が起こります。
 そういう場合は必ず遺伝病が起きてしまいます。以下は代表的な4例。

 ダウン症候群:21番染色体が異数体であった場合に起こるもの。染色体は47本になり、21番染色体はXXXになる。心身の発育不全を起こす場合がある。

 名称なし:21番染色体が減数分裂して、染色体が45本になったもの。21番染色体はXになり、患者は死亡する。

 クラインフェルター症候群:性染色体の減数分裂で起こる。多くの場合、染色体はXXY+44の47本になる。男性だが、精子形成が行われず、筋肉の発達が乏しく、乳房が女性化することもある。

 ターナー症候群:性染色体の減数分裂で起こる。多くの場合、染色体は44+X=45本になる。女性だが、低身長無月経で、二次成長が十分認められない場合が多い。

 たった46本の内、たったひとつでも異常なら、遺伝病が起きてしまう。
 人間というのは意外なほど繊細な生き物のようです。
by udongein | 2004-05-30 21:31 | 雑学


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