おいおいおい



 この間の日記で「友人Hは有償化したから、うかつに声をかけれんしな」と発言したら、友人達から複数の問い合わせがきました。
 中でも本人は憤っているのやら落ち込んでいるのやらわからんメールで抗議してきました。
 うーむ、何を間違ったのか…と思って文面を良く見ると、どうも

 有償化 -> 金がかかるようになった -> 顔を合わせるたびに金を要求するやつになった -> な、なにをするだァーー!

 と思ったらしいです。
 いや、落ち着けと。ちょっと待てー、と。
 おまえらの想像の中で、俺はどんだけ嫌な奴やねん、と。
 …というわけで、あまりの勘違いっぷりに笑いつつ、日記のネタができたとほくそ笑む私。あ、ちょっと嫌な奴(死


 しかしまー、以前の友人HJへのメールの時のように、気づかぬ内に白い手袋投げつけてる可能性もなきにしもあらずなので、ここで有償化って言葉について説明しましょう。
 って言っても、もしかしたら私の同期内だけで使ってる造語かもしれないんで、かなり注意が必要なんですが。

 えー、うちの会社は、平たく言うと派遣会社です。どっかの会社の、何かのプロジェクトで人が足りない。今すぐまとまった人数の専門家がほしい。
 そんな時にうちの会社が出張っていって、仕事をするわけですよ。
 んで、依頼側はプロジェクトの成果物に、報酬を支払います。その中には、派遣された社員の給も含まれています。
 つまり、うちの社員の給料も、相手会社が払っています。
 これに対するメリットは、後のおまけで語るとしましょう。
 んで、うちの会社と取引会社の中に、こんな規約があります。

 入社して半年以内の社員に対しては、金額を支払えない

 というものです。ヒヨッコの育成にまで金支払ってやれん、とこういうわけですね。
 その間の給料はうちの会社が自腹切るわけですが、取引会社から見ればこの新人は無料です。
 金を払わない代わりに、いかなる責任も追求できません。
 しかし、その研修期間が終わると同時に、そのヒヨッコに毛が生えた物体に単価が発生します。
 これが有償化です。
 もちろん、有償化することによって本格的な業務が始まりますし、それに伴う責任が生じるようになります。
 だから有償化して一ヶ月くらいはうかつに声をかけられんわけですよ。



 まーだから、私的には「余裕できたらまた遊ぼうぜ」くらいのニュアンスを含めてみたつもりでございますが、またしても上手く伝わりませんでした。切腹。
 これが大学時代なら、この日記と同じような内容を無駄に高いテンションで話して大笑いしてたと思うんですが、離れると難しいですねー。
 メールを読んで「そらねーべさ!」とか叫びながらニヤニヤしてる今の姿は割と変質者。







 さて、それでは今日のおまけは「派遣社員を雇うメリット」について。
 派遣社員に対する主なデータはこんな感じ。

・派遣されてきた社員の作ったものに、成功報酬が支払われる(給料含む)
・派遣された社員は、準社員として雇用側が管理する

 私が把握してる限りでは、まだこの程度です。他にも「一定の対価を支払えば、プロジェクトを一方的に停止できる」とかもありそうですが、裏付けが取れてないので、項目には挙げません。
 さて、このことによるメリット。
 それはまず、人件費が一定であること。
 雇用側はプロジェクトに対して、期限を決めて成功報酬を支払います。
 例えば、前回私が行った6個のファイルに3行書き足すだけの修正に対する期間は1ヶ月半与えられ、40万ほどが支払われました。
 …金額はちょっとテキトーです(死
 んで、報酬の中に私の給料が入ってるので、私がどれだけ働いたかによって、会社が取る金が増えます。
 私がこの修正に対して、残業0で1ヶ月きっちりで終わらせれば、約20万ほどが会社の利益です。
 私が残業50時間で1ヶ月半かかったら、会社の利益は10万を切ります。
 この時、私がいくら残業しても、雇用側の懐は痛みません。 
 だからうちの会社は、残業するかしないかで、人事評価にけっこう切実な差が出ます。

 次に、雇い主である以上、ある程度以上の要求ができます。
 期日を狭めてみたり、というのもありますが、成果物に対して自分の社員が作るものよりも厳しい目でクオリティを要求できたりします。
 更に、一緒に仕事をしていても所詮は他の会社の社員ですので、不要になったら優先的に切ることができます。
 自分のところの社員なら、ある程度不出来でも将来性を見なくてはいけませんし、一緒に仕事をする同じ会社の社員ですから、人情的に切りにくい部分もあります。
 更に、一時の大量リストラのように、自社社員の一方的な解雇は、会社の信用を失いかねません。
 使えないやつだから、とポンポン首を切ってると、その内人が集まらなくなってしまいます。
 しかし、派遣社員を雇うことによって、「このプロジェクト、見通しが立たないから中止です」「わかりました、今までどうも。さようなら」と、割とあっさり切り離せます。
 というわけで、雇用側にもメリットはたくさんあるわけです。



 …最近仕事の話ばっかりしてますが、どないなもんじゃろう。
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by udongein | 2006-10-21 02:16 | 日常


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