群馬に戻ってきたら買おうと思っていた物を、纏めて買ってくる。もちろん自転車で。 買った物は布団鋏6個、タワシ2個、靴磨き2個、キッチン洗剤、丸型蛍光灯(40形)、収納ケース、アイロン、アイロン台、毛布。 もちろん自転車で持って帰った。 ちなみに私の自転車、荷台もカゴもない。ハンドルの上の絶妙な位置に載せながら自転車を漕ぐという、いつ事故ってもおかしくない走行で20kmを爆走。 普通の漕ぎ方では荷物に足が当たって動かせないので、開脚しながら足側面で漕いでいた。 こんなところだけポジティブというのも考えものだ。 1時間ほどかけて帰宅。 そして部屋に戻ってそれらを整理していたところ、1時間ほどして友人HIROから電話が。 私の友人達と言えば今卒論の最終仕上げ段階。電話をかけてくること自体がレアなので、少し驚きながら電話を取る。 「うっす、久しぶり」 「おっす、卒論終わったからドライブ行かない?」 おお、おめでとう! 卒論がどの程度大変かは知らないが、数ヶ月にわたってほぼ毎日学校に泊まり込みという地獄をよくぞ生き抜いた。 最後に会ったのは11月だったから、懐かしがてら電話をかけてきたのだろう。マメなやつである。 が…… 「今度Mと一緒に飯食いに行く約束してるから、その時にしない?」 ノリの悪い私。 そう、どうにも出かけたくないのだ。 「Mは明日卒論発表とかで、暇じゃないらしいんだ……何、用事あるの?」 「いや、用事もバイトもないけどさ……」 「出かけるの嫌なの?」 でも……だって…… 「……ぇんだよ」 「え、何?」 「電話かけてくるのが2時間遅ぇんだよ!!」 絶叫。 私の綺羅星のごとく滴り落ちた汗の雫に責任を取ってほしいものだ。 と、逆ギレばかりしていても仕方ないので、了承。 20分ほどで到着したHIROに連れられ、1年の時に住んでいた土地、前橋へ向かう。 そう、大学1年の時というのは我らにとって、これまでの人生で5指に入るほどの素晴らしい時代だった。 知らない土地、自分だけの部屋、住む場所は都会。 学生アパートなのでどれほど騒いでも怒られず、勉強は滞っておらず、バイトのない日は必ず友人達が泊まりに来て宴会、というパラダイス。 その頃のことを懐かしみながら、前橋キャンパスへと向かう。 そしてたどり着いた場所は……同じ大学名が付いているとは思えぬ異世界だった。 まず駐車場が違う。 ここに通う全ての学生が駐車しても満員にならない駐車場に唖然。桐生キャンパスは100台とまれないことで有名。 そして憩いの場を演出する芝とレンガの調和した綺麗な庭。森に半分埋もれかけたような印象のある桐生キャンパスとは清涼感が違う。 グラウンドは3つ、体育館も3つ、各種サークルの使用スペースがあり、馬術部やゴルフ倶楽部のための設備も整っている。 更に学食、生協が新しい建物になってやがった。 もうね……おまえらその金の10分の1でいいから桐生に寄越せ。 二人でひたすらそんなことを話ながら、八つ当たり気味に構内を徘徊。 どれを取っても勝ち目などなさそうだったので、帰ることに。 帰り際、20Mはあろうかという煙突を見つけたので登ってみたり、駐車場で無駄にドリフトしてみたり、生協の空き缶入れに燃えるゴミを捨ててみたりして、少し気晴らしをする。 それから中古屋を巡り、漫画50冊とPS2専用パッド、PSソフト「ドカンと一発ドロンボー」を購入。 友人HIROが買っていたのは……真魂斗羅。 懐かしき第二の故郷・前橋に別れを告げ、家に帰る。 家に帰ると早速、真魂斗羅をセットする。 あまりノリ気でなかったのだが、やってみるとメチャクチャはまる。 弾を撃ちまくれる小気味良さと、敵のグロさや狡猾さに、ついつい何度もプレイしてしまう。 飽きたらぜひ貸してほしい逸品だ。 1時間後、真っ白に燃え尽きて友人帰宅。 まさに一日の締め、という感じで私も真っ白になってしまった。 久々に1日かけて遊んだ気がして、非常に楽しい一日だった。 余談だが、ドカンと一発ドロンボーは「あれ、こんなんだったっけ?」という感じの、なんともチープなシューティングだった。 同じく中古でゲットした魂斗羅と比較して、落ちこむことしきり。
by udongein
| 2004-03-17 16:25
| 日常
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