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似てるよね?


 バイトでレジの人と話していた時にトリビアのへぇボタンを、ガッテンガッテンと間違えてしまった。
 爆笑しまくった女性がもらした「時代が……違う」という言葉にショックを受けたのは内緒。










 さて、未だに12/30。
 夕食時になり「泊まってくん?」と聞かれたが、首を振って部屋を辞す私。昔は週1で泊まっていったものだが。
 家に帰ると、焼肉だった。
 母は私が帰るたび、気合の入った物を用意する。明らかに値段の違う肉を出されると、美味いやら値段が気になるやら。貧乏人は美味い物食えないね。
 食事中にTVでやっていたのは「忠臣蔵」。
 一番かっこいいと思ったのがお家取り潰しと同時に、藩に貸していた金の台帳を残らず焼き捨てた商人の人。
 侍というのは身分ではなく、心の質を指すのだと感動した。

 その後、テレビはつまらない物が多い、とのことでレンタルビデオを借りに行く。
 日ごろから兄者に「見聞を広めるなら、まず映画を見ろ」と言われている私。他人の金で映画が見れるのは、素直にチャンスだと思った。
 私が借りようとしたのは「キューティー・ブロンド」と「ジャンヌダルク」だったが、ジャンヌダルクは母と兄の両方から「駄作だ」と止められた。ジャンヌダルク自体が非常に好きなため、映画が駄作なのは残念なところだ。
 母が借りたのはグリーンマイルとスタンドバイミー。兄者は『マスク』『シザーハンズ』などを借りていた。
 帰りの車内にて、再び兄に会話の指南を受ける。会話が進むにつれ兄者、お疲れ気味に。
 更に母がなぜかアンニュイな話をし始め、私もお疲れ気味に。

 再びグロッキー。

 シリアスな話は相手を選ぶ。ガス抜きの意味で、そういう会話に付き合うことは大切だと思っているのだが……今は後ろで死にそうになってる兄がひたすら不憫。

 そんなこんなで帰宅。
 母は今日仕事があったためお疲れらしく、すぐに就寝。
 しかし、兄も私もネット世界の住人。夜の生き物だ。
 こんな時間に眠れるか、と言わんばかりの自然な動きでビデオを入れる兄。
 始まったのは兄者オススメの『マスク』。
 この映画、兄は何度も見たらしい。それを借りてくるということは私に「学べ」と言っているのだろう。
 有名な映画なのでご存知の方も多いと思うが……ふとしたきっかけで翡翠の仮面を被った男が、緑色のスーパーマンになって踊りまくるという(微違)
 とりあえず感想としては……隙のない作りだ。
 これ以上どこを直せと言われても困るような、しっかりと話が完成しているところが凄い。
 そして複線。
 コメディとしての間抜けさを押し出し、何気ない風景に複線を張り、ここぞという場面で乾坤一擲の一撃を放つ……これぞ複線、と言うべき素晴らしい物を見せてもらった。
 この映画の後、兄者は就寝。
 私は時間が惜しかったため、2つ目のビデオを見ることに。
 次の作品はキューティー・ブロンド。
 美容と爪の手入れと服の悩みが人生の全てというような女性が、振った男を追いかけて名門法学部へ入学。やがて頭角を表し、最後にはサクセスロードを歩み出すという……ありふれた話。
 そのありふれた話が好きだから、借りたわけだが。
 女性的な思考、行動を見るのが好きなため、その辺りは非常に楽しめた。
 話のテーマを考えると、ストーリーの進行の仕方もいいと思う。
 不満だったのは……彼女が起こした2度の逆転劇が、2度とも相手のミスを誘うパターンだったことだ。アメリカの常識を知らないため、とんちんかんなことを言っているかもしれないが、逆転劇のきっかけとなった髪のパーマ、原告人に対する誘導尋問の稚拙さ、エンディングの辺り障りのなさなど、不満が残った。
 だがまあ、面白かったと思う。
 そこで時計を見ると、すでに6時頃。
 いい加減に寝ないとまずいと思い、部屋に戻って横になった。
 長い一日だったとあの時も、今も思う。
by udongein | 2004-01-15 16:38 | 地元


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