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中学の頃の、危険な遊び

 中学の頃、私と友人達の間で時々リアル警泥(けいどろ)が行われる事があった。
 私は昔からお調子者で口が軽く、しかも大抵の暴力や罵詈雑言に平然と耐え切ってしまう事からZなら何を言ってもやっても大丈夫と思われる節がある。これはその究極形と言っても過言ではない。

 まず最初に、私は友人を罵る。これでもかと言うほど罵る。
 一人を罵り尽くしたら、今度は隣りの無関係の奴まで罵る。チクショウめ! と言うほど罵る。
 これを4,5人やると相手がブチ切れるが、私はここで挑発する。おまえらに何ができるんだ、ハッ! って顔で挑発する。




 私はそこから全力で離脱するのだ。
 何度も言うが、これは遊びの延長である。最初は罵詈雑言を真顔で聞いていた彼らも、私の意図を察して引き攣った笑いを浮かべる。証拠に、みんな私が走って逃げても、誰も走らない。組織だって道を封鎖するからだ。

 私の学校は3階建て。暗黙のルールで、体育館や外への移動はなし。
 階段は東西に1個ずつ。組織だった7,8人の集団は、まず各階の階段に一人ずつ手配する。
 廊下を直線で監視し、私を見つけたら各階の人間に知らせるのだ。
 それとは別に、斥候を用意する。これも各階に一人。それと、フリーで移動する斥候を数人用意する。人数が足りない場合、無関係の知り合いまで増員する(爆)
 これに走って隠れて昼休みの間中逃げまわれば私の勝ち。捕まって全員呼ばれた後リンチされたら負けである(核爆)

 ちなみに蹴りは中々本気のやつが来るので侮れない(爆)
 見つかって追い詰められた場合3,4人以上を同時に相手せねばならないので、中々骨が折れる。
 相手は集団である事に油断があり、捕まる前はどうにも本気の攻撃が来ない。よって、囲まれた場合にも突破する手段はある。
 基本的に背中を取られたら終わりなので、それだけ注意が必要だ。
 脇の下から両腕を取られるアレは、やられたら本気で無力化するので気をつけなければならない。

 で、捕まったらリンチ(核爆)

 前述したが、全員呼ばれる。
 4,5人で取り押さえられた後、1,2人が呼びに行くのである。
 その後、ボディにちょい強めのブローが入り、私がわざと膝を折ると全員から蹴りが入る。
 一応頭はヤバイから蹴るなと言っておくし、それを一応彼らも守る。しかし、背中に入る蹴りは微妙本気(爆)

 一定量蹴りが入るか、先生に見つかれば終了である。
 あえて言おう。アレは遊びだ(核爆)
 バイオレンスな遊びもあったものだが、全員汗だくで撤収する姿など中々に微笑ましかったものがあるのだ。
 私は罵詈雑言でストレス解消、皆はボコることでストレス解消。遺恨はなく、時々やりたくなる非常に体力のいる遊びであった。

 終わりを迎えたのは中学3年の秋。
 私がどうしても読みたい本があったために、逃げた後トイレに篭もって本を読むという暴挙に出たため、全員が興味をなくしてしまったのだ。
 以後、挑発しても皆乗らなくなってしまった。まことに残念である。
 子供だったからできた遊びだったが、時々懐かしくなる。
 …もう一度やりたいとは思わんが(核爆)
by udongein | 2003-10-27 22:08 | 地元


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