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学校を出よう!


 …という本を見かけた。
 ぶっちゃけ、背表紙以外何も見てないんだけど。
 えっと、アレだろうか。
 平々凡々と日常を過ごしてる市民が、ある日突然黒服の男達につかまって、強制的に朝から晩まで校長先生を誉め続ける学校に通うことになる話だろうか。
 校長先生はカールしたカイゼル髭をもっさもっさ蓄えた屈強のアルター使いで、アルター「教えてティーチャー!」とか使って、自分を誉める生徒に体罰加えたりするのだろうか。
 いかん、吐きそうだ。
 んで、そんなヤツら相手に、モップとかバケツとかで武装した、非力な一般生徒たちが、一人また一人と櫛の歯が抜けるように死んでいく中で「俺たちはカゴの中の鳥じゃない。自由だ、自由に生きるんだ!」とか言いながら、生徒一同「学校を出よう!」をスローガンに、サバイバルを繰り広げる話なんですよ。

 うわ、こえええぇ…。

 そんな地獄は、想像するだけで辛いですなぁ。人間、せめて妄想の中だけでは清く美しく生きていたいのに。妄想まで地獄だけだったら、生きていけません。寝小便してしまいそうだ。
 だいたい、あんな荒野に閉じ込められて、すごいイカれてるか、すごいナルシストか、すごい馬鹿しかいない世界で、アルター使いに怯えながらひーこら生きるなんてご免です。
 あ、でもエターナル・デボーテはアリ。
 いや、あれ入ってるって。絶対。絶対。絶対。

 まあでも、女の色香に惑わされて人生捨てるなんて、そんなくだらない生き方をしちゃいかんのですよ。古今東西、英雄の半分以上の死に方は女が原因ですけど。
 やっぱ、男子たるものアレですね。女ごときにうつつを抜かさず、毎日をひたむきに生きるべきなんですよ。
 もうね、見習うなら森里螢一。
 ヤロウ、1巻の頃は「キミみたいな女神さまに(ry」なんて、汗とか別の汁とか垂れ流しながら、電話口に向かって叫んでたのに、最近ちょっと立ち読みしてみたら、女神さま3,4人に囲まれながら、汗ひとつかかずに「ずっとこうしていたいな…」って目を細めてましたよ。
 ヤロウ、人間として大丈夫なのだろうか?
 あの目は、菩提樹の下で悟りを開いた仏陀に匹敵してましたよ。世の中の全てを見通してましたよ。
 これは、アレか。あんまり生殺しの期間が長すぎて、麻痺しちゃったのだろうか。毎回毎回、過剰なサービスや棚ボタ的スキンシップを食らいながら、目の前の女とは接吻もロクにできんときたもんだ。
 で、なんつーかこう、最初の頃は汗と涙と違う汁を流しながら、今日こそは今日こそは明日こそはと念じ続けて、もう10年(?)
 もう悟っちゃったんだと思う。
 未来永劫、この女が俺の嫁になることはなく、ちょっと衣服に手をかければ邪魔が入る永遠の連鎖に、心が折れてしまったんだと思う。
 そうか…男はそうまでせねば、理想には近づけんのか……

 それだったらやっぱり、エターナル・デボーテしとくしかないよな。
by udongein | 2007-03-13 01:02 | 日常


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