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もう一度聞きたい曲。


 今まで聞いた色々な曲の中で、人気薄からか、古すぎるのか……二度と聞けなくなった思い出の曲というのがあります。
 中古やレンタルショップで暇があればチェックをしているのですが、全く見つかりません。
 恐らくは美化されている部分もあるでしょうが、それでも思い出した時にふと聴きたくなる、そんなお気に入りの曲が幾つもあります。
 今日はそんな曲のレビューを。






○四季(大貫妙子)
 季節を綴った曲です。化粧品か何かのCMソング。
 シンセメインの、イメージや色、象徴を音で表現する静かな曲が好きです。
 この曲もそういった感に洩れず、ピアノメインで静に静に歌いあげる曲です。純大和風と言いますか、聞いているだけで切なくなってくるような、和風の美を感じさせる美しい歌です。
 春を始めに巡る季節を歌いあげ、冬の終わりと春の到来を喜びながら終わるこの歌の、桜の散りぎわにも似た儚さは、なまじのアーティストでは出せない品格があります。
 妹の持っているCDのひとつだったのですが、飽きると同時に売られてしまいました。現在では新品ですらお目にかかれません。
 ちなみにこの人の有名な曲と言えば「メトロポリタン美術館」です。


○トタン屋根のワルツ(工藤順子)
 今でも歌えるお気に入りの曲。「みんなのうた」のアルバムに入っていますが、初放送が1985年、アルバムもその近年に発売されているので、私のような年代では買うことなど不可能でした。
 幼少の頃に聞いたみんなのうたは「まっくら森のうた」や「メトロポリタン美術館」など、異世界の扉を開くかのような不思議な物語が展開されていました。その中で一番優しく微笑ましかったこの曲が、私は大好きです。


○リトル・ダーリン(田村英里子)
 アニメ「少年アシベ」のエンディングテーマです。
 この曲のように……なんていうんだろ、躍動感に溢れてる? こう、アクセントの激しい曲も好きです。
 歌い方や歌詞は前向きで気持ちのいい歌なのですが、メロディと田村さんの声音が相まってどことなく悲しげに聞こえるのがまたいいんですよ。
 たぶんこれが一番手に入りやすい曲なんじゃなかろうか。


○労働者M(筋肉少女隊)
 始めに言っておけば、さしていい曲じゃない。
 ただ、始めから終わりまで「働け!働け!」と命令してくるのはこの曲くらいなもんで、これを聞きながら勉強とかやってると進む進む進む。ただし、あまり聴きすぎると精神に支障をきたす。
 レポートとかを紙面に写すような、単純作業の場合に凄まじい効果を発揮するので、ぜひとも欲しい一曲です。



 誰か持ってる人がいたら、聞かせてください。
by udongein | 2004-11-18 11:42 | レビュー


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