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あけましておめでとうございます


本年もよろしくお願いします。

今年も、読んだ本をだらっと延々書き連ねる微妙なサイトになると思いますが、知ったタイトルでも見つけたらダラッと読んでください。

というわけで、本年一発目。
今後はネタバレ防止のためにMoreの方に感想書きますので、気にしない方だけ見てください。
正直ネタバレしないで感想書くのは、どれも同じような文章になって書いててつまらないのです。






恋物語 (講談社BOX)

恋物語 (講談社BOX)
西尾 維新 VOFAN

講談社 2011-12-21

前巻から引っ掛けて、まさかの貝木視点ですよ。一瞬読む気が著しく減少したので、1週間ぐらい放置してましたが…読み始めたら面白い面白い。
今までのシリーズでトップクラスで嫌われているだろうこのキャラとガハラさんでラスボスを何とかしようって展開の時点で、もう続きが気になって仕方がない状態になってしまったのが恐ろしいところ。
それにやはり、ラスボスが卒業式の日まで何をやってるんだろうとかも気になっていたので、もう読むのが進む進む。
で、もう悲惨な展開しかないだろうと半ば悲嘆に暮れていたラスボスがこんな形で解決するとは思いもよらなかった。
今までのお兄ちゃんお兄ちゃん言ってた時よりも「殺す! おまえを殺して私も死ぬ!」って叫んだ瞬間の方が、よほど可愛いなーと思えたのもこの人の文章の素晴らしいところ。
「阿良々木と付き合うなんてかったるいことは、代わりにどっかの馬鹿がやってくれるってよ」って台詞は、貝木だから吐ける最高の台詞だと思います。
総じて意外性抜群。読み応えばっちり。展開は大満足。絶賛するしかない内容。
アララギくんが全体的にピエロじみてたのも、この巻に限っては小気味良いぐらいでした。
しかしラストは因果応報というか、身から出た錆というか…読後にしんみりしてしまいました。
…って、あれ待てよ? するがデヴィルの時に貝木は普通に神原と喋ってたよな。
な、なんだ。これすらも伏線なのか? それとも冒頭で言ってた通り、全てを疑って全てを鵜呑みにするなということか。
す、すっきりしねえ…。





では。
by udongein | 2012-01-04 00:38 | レビュー


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