今週読んだ漫画レビュー(2014/02/10週)

久々でございます。
書きたい、書きやすいものだけざっくりと。














A:大変面白かった(続きを問答無用で買うレベル)


タイトル:GA-芸術科アートデザインクラス-(6)
作者:きゆづき さとこ

相変わらず「女の子可愛い」より芸術・創作に主眼が置かれてていいですね。
話の内容もクオリティもまったく下がってなくて大満足。
全体通して楽しく読めましたが、特に「泣くのはお止め、シンデレラ」の場面がいかにも芸術学科の女の子のファインプレーっぽくてお気に入り。
何かの作品のファンになる瞬間って、こういう作品とキャラがマッチしたワンシーンだよなぁと思いました。


タイトル:
夕闇特攻隊(13)
作者:押切蓮介

最後にきてこの王道展開。たまりませんわ・・・
うつぼ神の力によって神になったミダレガミに攻撃が効かずに絶望したところで、死んだ花岡隊長の魂がやってきて力をくれる展開がもう最高。
ギャグベースから始まった付け足しみたいだった能力を最後の決め手に使ってくるこの展開、大好きです。
それと同時に、ミダレガミの生贄になって死んでいった魂達の中から花岡隊長が出てくるのを見て、あぁ、本当に花岡隊長は死んじゃったんだと実感しました。
10巻ぐらいで主人公が覚醒してから今までの展開が、もういちいち作品にハマってて関心するんだよなぁ。


タイトル:ハクメイとミコチ(2)
作者:樫木祐人

今回ものんびりのほほん素敵でした。あと、やっぱりハクメイは女だったんですね。
小人系の話の定番である間尺の違う世界観と、コミックビーム系の作家に多い写実的な絵がマッチして、紙面が見てて非常に楽しいのがいいところです。
ハクメイとミコチの性格の掘り下げもされてきて、二人の職人気質のこだわりみたいなものも面白いです。
オススメ。


タイトル:となりの怪物くん(13)
作者:ろびこ

12巻で綺麗に締めといて、続刊かよ! と叫びましたが、最後に短編的なものをまとめてこれで終了のようです。
そんなもん外伝とでもしとけよなーとかちょっと距離を置いて読んでましたが、好みの話があったので最終的な読後感は良い感じに。
小学生の頃の初恋だった姉の友達のお姉さんと、高校で教育実習生と生徒という形で再会。恋人がいると知ってまたひっそりと恋が終了するも、姉の結婚式に伴って再び再会。恋人がいないと分かるや猛アタック! 良い、大変良い物を見せられたぞ。
初恋。眼鏡美人。先生。姉の友人。人生において年上好きをこじらせた元凶とも言うべき憧れの女と再会。猛アタック。
ええでー、こういう話の作り方、大好きやでー!
少年主体の場面では年上の女性としての落ち着きを見せつつ、二次会で友人と語らう場面では普通に動揺を口にしたりしてる、その年齢相応の場面と顔を各所でよく描いてるなーと関心したり。
あと、無口無表情の美少年キャラの心理描写を、性癖やら友人やらの会話と結びつけて、男として非常に共感・理解できる姿に描いてるのがすごいと思います。
いいな・・・こういう話を描ける作家というのは、それだけでもう最高評価だな。
青島さんは本編で不遇だったので、ぜひともこの年下むっつり美少年とくっついてイチャコラしていただきたい。
他にもハルの兄との絡みなんかも好みだったので、次以降の作品もも積極的に追いかけていきたいと思います。


タイトル:軍師 黒田官兵衛伝(1)
作者:重野 なおき

信長の忍びを描いてる重野先生の作品。
この人の作品は歴史物を扱ってるにも関わらず話が重くもなく面倒でもないので、実に読みやすいです。それでいて、簡潔に描かれた地図や周辺大名との力関係が非常に分かりやすく、歴史上の事件がどういう流れで起きたのかがするっと頭に入ってきて素敵です。
あと「文献が極端に乏しいので、女性のキャラには創作の余地がある」という発言の通り、奥さんとの絡みでイチャつかせたり情景を描かせたりしてるのが面白いところですね。


タイトル:奇異太郎少年の妖怪絵日記(六)
作者:影山 理一

えーと、喧嘩回? 痴話喧嘩回? 一緒に暮らしている奇異太郎とすずの、平素の不満爆発といった感じでしょうか。
まあ結局イチャついてるだけなんですが。爆発しろ。
昔出てきた妖怪達が一発屋にならずに随所で絡んでくるのも良いところ。
個人的には「ぬっへっほ」の話がお気に入り。「何この肌触り! こいつ飼おう」「キモいから嫌じゃ」っていうこの温度差が妙にツボった。



















B:面白かった(続きを買うレベル)


タイトル:殿しゃん!~立花宗茂上方滞在記~(1)
作者:牧田 理恵

西国無双、嫁さんの方が有名、嫁との関係以外は完璧と言われる、西の完璧超人立花宗茂の、関ヶ原後に改易されて浪人になった頃の話。
ジャンル的には戦国時代が舞台の日常系ほのぼの。
記述を見る限り、歴史的な背景をよく理解されている作者さんのようですが、作品の主題は歴史ではなくほのぼのの方のようです。
5歳ぐらい? のおかっぱ頭の少年が博多弁で喋る姿を微笑ましいだの萌えだの思えるかどうかが、好き嫌いのポイント。
個人的には少年の快活さは良いし、wikiなどで見れば激渋な十時摂津が和やかなおじいちゃんだったりと、割と楽しんで読んでます。
石田三成遺臣とのいざこざなど、今後の展開も期待できるので、楽しみです。


タイトル:タケヲちゃん物怪録(5)
作者:とよ田 みのる

作品のテーマ的に、割とすぐマンネリ化して行き詰るんじゃないかなーと思ってたんですが、キャラの追加のタイミングが秀逸だったり、ラスボスが登場したり、まったり感を損なわないまま飽きもせず楽しんで読めてます。
日本の妖怪の話に途中からヴァンパイア? と疑問を感じた追加キャラも、今まで通りのお祭り要素を盛り上げつつ、最終決戦に向けての戦力としても期待できるなかなかの良キャラっぽいです。
言っては何だけど、山本さん陣営の洒落にならない不吉さに、現行メンバーだけじゃ対抗できなかったんじゃないかなーと思うので、彼の活躍に期待。


タイトル:乙嫁語り(6)
作者:森薫

相変わらずクオリティ高いですなぁ。
騎兵の素敵さが全面に出てたのも良かった。兄貴達もかっこよかったですが、一番かっこよかったのは婆さん。


タイトル:キングダム(33)
作者:原 泰久

要所要所で出てきてはみんなから馬鹿にされまくる可哀相な武神さんとの一騎打ち。
対趙戦で毎回話の流れを悪くしてる気がするので、あまり出て欲しくないのが本音ですね。今回はあまり引っ張られなくて良かったです。
そして論功行賞。この場面、何気にちょっとした見せ場になってていいですね。2回連続で特別褒賞もらった信の名前が広まっていく感じが大変良い感じ。


タイトル:グラゼニ(13)
作者:アダチ ケイジ

メインの野球話は相変わらず面白い。
で、最近増えてきた恋愛関係の話になると、とたんにつまらなくなる。
デートに行くでもなく萌える場面があるわけでもなく、何の面白味もないのに、周りの人間がつついてどんどん状況が悪化していくこの展開、誰か面白いんだろうか。


タイトル:ロッテのおもちゃ!(9)
作者:葉賀 ユイ

ロリサキュバスとのままごとみたいな恋愛生活、完結。
全体的な萌えとライトエロ路線が最後まで安定してたので、作品としてはOKではないでしょうか。
クーデターについても、今まで培ってきた人脈と各個人の努力で解決。それだけで、後述する王女様の謎オーラだけで解決しくさったクソ漫画とは雲泥の差です。
あとは妖精界にあまねく知られる淫乱ママとその娘達の3人全員ウェディングも、今後のナオヤくんのただれた人間関係を予兆するようで良し。














C:いまいち(続きを買うのを悩むレベル)




タイトル:乙女戦争 ディーヴチー・ヴァールカ(1)
作者:大西 巷一

カトリックとプロテスタントの宗教戦争が題材。
両親を殺され、自身もガチレイプされ、生涯を誓い合った相手も惨殺された少女が、傭兵の爺さんの言いなりに謎の鉄砲兵器で人を殺しまくる。
鉄砲はその形状で肩とか外れねーかなーとか思いつつまあそこはファンタジーということで。
話が宗教戦争で、頭のネジが1本吹き飛んだような人物しか出てこない上に、全うな聖職者は大体SATUGAIされてしまうのが困り物。
個人的には読んでて楽しくない。




タイトル:マギ(20)
作者:大高 忍

戦闘シーンについては特に何とも。画面がばたついててあまり好きではないです。
最後のシェヘラザードさんとティトスくんの絡みは良かったです。マギ同士が友人になり、これから連携していくのを想像するとなかなか素敵。
しかし、そろそろアリババくんの話を進めてくれないかな。
一番見たい場面は、ソロモン王の意思を受け継いだ当世最後のマギが見初めた唯一の王:アリババが世界を平和にする姿であって、やたら便利で強いシンドバットさんや、やたら野心的で強い黄帝国の長兄がバッタバッタ敵をなぎ倒す姿ではないのですよ。
そこのところ、アラジンっていう主人公をメインにし過ぎて、もう一人の主人公とも言うべきアリババの扱いが粗末過ぎじゃないかなぁ。




タイトル:生き神のファティマ
作者:水島ライカ

水源の位置が分かる謎の女性:ファティマと、その神官の家系の少年の話。
世界観がかなり独特です。
1巻を読んだだけではまだ何とも。場面はけっこう動いてますが、まだ面白いと言えるほど盛り上がってない感じ。


タイトル:放課後!ダンジョン高校
作者:山西 正則

日本の南端の島に現れたダンジョンの調査を行う高校に入った主人公の話。
ヒロインとの絡みはいい感じ。何も知らずに高校に入った主人公が、奇縁で在校を決意する展開も良し。
そこらへんはなかなかいいんだが・・・まずダンジョンに入れよ。
まる一巻かけて世界観を説明して、ダンジョンは入り口に入ったらヤバイ敵が出てきたので逃げ帰ったってさっぱり盛り上がらんぞ…


タイトル:放課後!ダンジョン高校2
作者:山西 正則

ん、んー? なんか期待してたのと違うな。
主人公がダンジョンとは別の場所で手にしたオーパーツっぽいものを巡って誰かが暗躍したり、なにやらの過去を背負って友人が妙に暗い発言をしたり…いやだからダンジョン行けよ。
今のところ完全にダンジョンがおまけになってんぞ。
おっかないダンジョンに行くのに主人公のレベルアップや仲間の団結が必要なのはわかるけどさ。それはダンジョン探検と絡めて描けんのかね?
2巻かけてちょいとダンジョン覗いたら強そうな敵が出てきて大ピンチ・・・一攫千金だの主人公の見せ場だのまったくないぞ。
これ、このペースでダンジョンの秘密を解き明かすのに、あと何百巻かけるつもりだろうな。













D:つまらない(ブックオフに売却)


タイトル:M・ゲーム(1)
作者:クリスタルな 洋介

サンデーでおにデレを描いてた洋介先生、とうとう小学館を離れたっぽい。小学館の編集はものっそい評判悪いですから、なんかあったんでしょうか。
で、この人の特徴はちょっとハイテンションなギャグとやたらムチムチした女の子にあったわけですが、ムチムチに倒してきた。お、おう・・・
金持ちの太ももフェチが? ムチムチした女の子にMゲームとやらをけしかけ? 謎のパワーを有した手で太ももの間を通して果物をゲットすると? なんだか女の子の「痩せなくちゃ」願望が消えて、ムチムチ女子の救済になる?
ダメだ、どうやって説明したものやら。
今までの作品以上にニッチな層をターゲットにしてるので、1巻でノリが合わなかったら終了ではないでしょうか。
これがこの後面白くなる予感がまったくしねえ・・・


タイトル:魔法科高校の劣等生
作者:佐島 勤

漫画版を読みました。原作はラノベ。
内容はラノベ。マジラノベ。びっくりするぐらいラノベ。世の中の中二連中が先祖代々受け継いできた秘伝のラノベをじっくりことこと継ぎ足し継ぎ足し仕上げたような生粋のラノベ。マジラノベ。
主人公は魔法科高校の中で能力が低いものが所属するランクの所属。でも実は現在の評価基準だとそうなってしまうだけで、実は超高度な魔法を複数同時使用できる超魔術師。で、なにやら深い理由があって、魔法が使えることを隠していて、できるだけ目立たないようにしている。でも入学当日に早くも魔法を使って、生徒会に目を付けられて風紀委員にされる。その生徒会の皆さんの前で早くも二度目の魔法を披露。自信満々だった上級クラスの人間を瞬殺。
後日その人物から「次は負けない」と言われて「お気楽だな…戦場に次はないんだぞ」と心の中で呟く。
幼少の頃から近所の秘伝を受け継いできた忍者の道場に通って、体術のスーパーエキスパート。風紀委員になった彼は翌日からその体術を披露して上級クラスの部員達をボコボコに。学内の風紀委員によって尋問を受ける。
ちなみに、この世界の魔法は超絶複雑な術式を何とかのメーカーが作った拳銃型のデバイスで出力する。なお、技術者の父を持つ主人公は自分で独自カスタムしている。
あと、妹は新入生で成績トップで入ってきたスーパー魔道士で学園のアイドル。その実妹はお兄様を心から慕っていて、周りの男たちをスルーしてお兄様にべったり。恋人のように腕を組み抱きつき弁当とか作る。

うんぎゃあああああラノベエエエエエエエエエエエエエエエエ!!!

もう何から何までラノベ。マジラノベ。しゅごい。マジラノベ。世界中のラノベが競い合うように地獄の協奏曲を奏でてるイメージ。このレビューのために面白ポイントを見つけようって気がなかったら、千切りにして空にばら撒いてた。
あとこう、現実で実妹がいる身としては、この実妹萌えというジャンルがもう萌えないとかじゃなくて気持ち悪い。ドンッ引くレベル。

…という、2巻の半分ぐらいまで読んで生粋の爆笑ラノベポイントがこれだけ発見できたので、そういうラノベ分を補給したい方はぜひどうぞ。


タイトル:鏡面のシルエット(4)
作者:影崎由那(画) 永山珠瀬(原作)

・・・この原作者はチェックだな・・・二度と関わらないように・・・
凄まじいクソ展開だったぜ・・・俺はブチ切れた・・・悲しみが木霊した・・・

男嫌いだった原因が、幼少の頃に目の前で母親を殺した男に対する恐怖心から・・・はい、これはいい。
そのトラウマを、余命幾ばくもない王の崩御前に多少無理してでも乗り越えさせようとして失敗→精神的負荷に耐えられず幼児退行・・・あーうん、まあいい。
張り合いのあるライバルが欲しいとかいう沸いた理由でこっそりお隣の国に忍び込んで王妃を殺害し、王女は将来的にライバルになって欲しいから放置し、和平会議で王女ではなく影武者がやってきたら俺のライバルはそんな惰弱なことはしない! と言ってお忍びで隣国の王宮に忍び込んで王女に向かって剣を振り回す・・・アウツ
・・・なんでこー、女の作家が描く王子キャラってのはこんな浮ついてるのかね・・・
で、周囲から小覇王と恐れられた野心と行動力溢れる王子が、イヤボーンで覚醒した王女からまろびでた謎のオーラによって気圧されて、牛に突き落とされて池に落ちただけで戦意喪失して負け惜しみ・・・ダメだ、見苦しくて吐きそう。
すごいぜ・・・最後の最後で、作者から全力で馬糞投げつけられた気分だぜ・・・

で、絵の方は絵の方で、表紙からして劣化してるように見えるけど、どうなんだそれ。
画担当の画が劣化したらもう終了じゃねえの。

…といった感じで、読後感は最悪です。満足感ゼロ。




読むペースに比べて書くペースが遅すぎて、どうにもならんでぇ・・・。
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by udongein | 2014-02-11 19:50 | 週間簡易漫画レビュー


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