仕事の締め切りが後3日です。 明日にテスト環境を整えないと、どうあっても締め切りが間に合わない状況です。上司に押し付けられた雑務も当然無視してたら、上司が自分でやってました。ある程度できない所を見せ付けて、上司すら使ってみせる。これが処世術というものです(違 いやまあ、上司からは徹夜してでも締め切りは守ってもらうからなと言われてますけどね。 いい台詞ですよね…徹夜してでも締め切りは守ってもらうからな。なんて胸の躍る台詞でしょう。 …あれ、これは動悸が早まってるだけか? いかんいかん。自分を保たねば。 んで、間は開きましたが、今日はえーと、何だっけ? 話下手の特徴? みたいなのの続きを書こうと思います。 どうでもいいんですが、書いてる途中で「でも、この文章も全体的に否定文だよな」と気づきました。いいんです、面白ければ。 ・一生懸命喋れば、口下手でないと思っている こーれはねー、ヤバイ。ホント、ヤバイ。怒涛のように喋る奴には何パターンかあって、 ・沈黙に耐えられない人(関西系) ・上昇系ムードメーカー(周りに暗いのが多い時、一人選出される) ・会話が本当に上手い奴(沈黙もそれなりにあるが、それを感じさせない。極稀) ・理系のディベート風味 ・マシンガントーク+休憩の連続 などがあります。 この中でも話ヘタが陥りやすいのは下のふたつです。 理系のディベートというのは、想像がつきやすいと思います。私の文章にしたってそうです。起承転結を練って、矛盾が起きないように頭を回転させて、相手が興味を持つようにマニアックな知識をひけらかして。 で、知識レベルを高くするだけで、嫌味になる。 前回も言いましたが、笑える話ってのは馬鹿の話なんですよ。 失敗談やドジの話、若い頃に無茶やった。こんな話は全部、通常の自分に比べて程度が低い状態の話です。この話が身近でわかりやすいほど、親しみが得られて笑いも取れるわけですよ。 で、理系トーク。 この理系トークの最大の欠点は……どれだけレベルを落としても、専門知識なことです。 「プログラムを書く仕事をやっているんだが、その内のひとつにC言語というのがある。これだけでも手一杯で困ってるのに、更にC++とかいうもっと高度な奴までやらにゃならん。もう、毎日ヘトヘトさ」 …これほど噛み砕いても自慢話になりかねないこの悲しさ。 しかも、このトークはどれだけ進んでも「大変だね」「でも、頑張らなきゃ」と言った、当り障りのない話しかできないんですよ。途中の相槌も、「はあ」「ふん」「それで?」「うわー」くらいしかできないんですよ。 これが、南アフリカで新種の菌を探す仕事の話だったとしてみなさい? この菌が「風邪と似たような症状しかでないのに、致死率100%」とかいう話でも、専門知識なのに超身近。 という訳で、特に情報系のオタクの皆さんは、間違っても女の子に仕事や勉強の話をしないようにしましょう。ドン引かれます。 そして次。最強最悪のマシンガントークの話。 これは本当に凄い。会話というのはキャッチボールが基本だと思うのですが、奴らはそんなこと気にしません。自分の話が終わるまでは、相槌すらも無視して喋る、喋る、喋る。 で、休憩。 こちらがやっと開放されたと思い、2、3言喋るとそれを途中でさえぎって、喋る、喋る、喋る。 これがトークの中でも最悪の部類に入る、マシンガントークです。 人間ってのは基本的に、自分のことを話したいんです。 会話はキャッチボールとはよく言ったもので、あれは「自分の話した言葉に、返事が返ってくる」という意味ではありません。「自分の話が終わったら、次は相手の話が返ってくる」状態を言うんです。 だから、ある意味真剣勝負ですよ。 剛速球を投げるのは本音トークが好きな奴、変化球も捕ってやれるのが聞き上手、手数が多いのは自己中。 そして、一人で散々届きもしないボール球を投げまくって楽しんだあと、「はい、次はあなたの番よ」というのがオタクトーク。 こっちはもう、5球を過ぎた辺りで、受ける気も投げる気もなくしてるわけです。 そんなダメトークに心当たりのある方は、次のことをよく考えてください。 ・返事や笑いを返す「間」を入れる この怖気も走るダメトークの嫌なところは、相槌すら打たせてくれないところです。相槌をうつ間も相手が喋ってるなら、黙ってても一緒じゃね? 聞いてる側は思うわけです。 それが続くと「タンポポにでも喋ってればいいんじゃね?」になってしまいます。 ・遮ってまで喋る話は、本当に遮る価値があるのか 人が喋ってる時は、その人が主役。話をさえぎるという行為は、横から主役の出番を奪うようなものです。 そうやって割り込んできた脇役には、展開を変えるだけのハプニング、笑わせるための演出が必要になります。 ただ舞台に立ちたいから割り込んでみた、なんて役者は誰からも好かれません。もっと空気を読みましょう。 というわけで、話下手な人に言われる「間を読め」という言葉は、こういうことです。 話を咀嚼する間、相槌を入れる間、話の途中で相手の話が入る間、キャッチボールの投げる回数。 脊髄反射で会話をしてるだけでは、一生直らない問題がここにあります。 大体こういうことを言うと、理系話下手はいかに理論立てて面白いトークを考えるかという、まったくわかってない方向に力を注ぎはじめます。 お笑い番組でも見てみたら? と言われると、いつの間にか漫才に話の意味を求めてしまいます。 どうもその辺りのズレを直そうとしてやるんですが、今までろくに成功したことがありません。 逆にうるさがられたりね。 というわけで、第三回は終了です。次がラストになります。 妙に愚痴っぽい文章ではありますが、最後までお付き合いください。 それでは。
by udongein
| 2006-08-30 01:44
| 日常
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